奈良屋グループの今
奈良屋グループは140年以上の歴史とともにその時代にあったサービスを開発しながら挑戦を続けてきました。インターネットの普及により団体旅行から個人旅行にシフトし、個人が楽しみ方を選ぶ時代となったことで、よりいっそう質の高いサービスが求められています。それに加えて、昨今の新型コロナ渦のように思いもよらない変化もありますね。
以前は白根山噴火など自然災害の影響もありました。その時も大変でしたが、その後、より多くのお客様に訪れていただけたことで、人は旅の楽しみを求めているのだと実感できました。苦しい時期に何をしてゆくべきかを真剣に考え、取り組んできたことが功を奏したと思います。素泊まりなど新たなスタイルや価値も見つけられました。
自然災害のような不可抗力があっても前に進めるのは、まさに取り組む社員みんなのおかげです。草津ナウリゾートホテルももうすぐ50年。老舗のリゾートホテルとして新しい価値を再構築したいと考えています。歴史や経験で培ったノウハウを活かし、そして社員みんなで前進して盛り上げる。それが奈良屋グループの強みだと思います。
奈良屋グループのこれから
2024年春にオープン予定の新しいスタイルの旅館がとても楽しみです。まだまだ詳細を詰める作業が多々ありますが、私たちがワクワクすることを実現させて、お客様がそれ以上にワクワクできる喜びや感動を提供したい。私たちの観光ビジネスは、お客様に「その時」や「その先」に楽しんでいただけることを考えるのが醍醐味ですね。
ある意味、常にサプライズを仕掛けているいるようなものです。でもこれは、スタッフが日々お客様と向き合い、常に感度を高めているからこそ、さまざまな角度からアイデアが生まれ、成功や失敗を糧に一歩ずつ進んでいるのだと思えます。多くの社員が活躍してくれているからワクワクが広がっているのでしょうね。みんなに感謝です。
やはり私たちは「人」が大事。もっと仕事でもプライベートでも充実できるよう社員のために環境を整備していきたいです。寮ももっと快適に、食堂ももっと使いやすくできたら。さらに、結婚して子どもを産んで安心した生活を送れる。その幸せな家庭の経験が仕事にも活きて、お客様にもっと喜んでもらえる。そんな循環が実現できたらいいですね。
自然と共生し観光に恵まれた草津温泉。仕事と家庭、そしてお客様とのより深い人間同士のつながり。それらから、新しい楽しさを創造し発信し続ける事業。私たちがやりたいことはまだまだ沢山あり、これからもやりたいことが増えていきそうです。できること、した方が良いことを精査しながら一歩一歩これからも進んでいきましょう。